築地場内全飲食店の訪問レポートです。移転も終了し、築地でこれらのお店に訪問することはもうできませんが、ほとんどは豊洲に行って営業を継続するため、その際の店選びの参考用に、保存版としてこのページを残しておきます。(2018/10/7最終更新。255枚の料理写真掲載)
(【築地場外市場保存版】はこちら)
このページはおかげさまで「築地/場内」検索一位などの効果もあり、多数の方にご覧いただいてきました。特に移転直前は一気にPVがあがりました(下図参照)。少しでも皆様の参考になっていたようであれば甚だ幸いです。
★豊洲飲食店マップはこちらを参照
※3つの棟に分かれての営業になり、それぞれが少し距離が離れる形になります。
★物販メインの豊洲市場「魚河岸横丁」はこちらから
【店名変更】
「かとう」→「粋のや」※2017年から、経営主体が「大江戸」運営会社に代わっており、移転を機に店名変更
「すしまる」→「神楽寿司」※従来から「神楽寿司」チェーンの1店舗。主要ブランドに店名統一
「すし勘」→「銀座鮨正」※「すし勘」チェーンの一つである「鮨正」(東銀座に1店舗運営)にブランド変更
「勢」→「伊勢」※若干の表記変更
※いずれも、経営主体は同じまま
【水神社脇別棟】山はら(和食)
【1号館】吉野家(牛丼)、禄明軒(洋食)、トミーナ(イタリアン)、茂助だんご(甘味)、木村家(パン、喫茶)、龍寿司(寿司)、中栄(カレー)、岩佐寿司(寿司)、ふぢの(中華)、豊ちゃん※閉店(洋食)→勢(寿司)
【4号館】うまい鮨勘(寿司)
【6号館】天房(揚げもの) 、愛養(喫茶) 、寿司大(寿司) 、八千代(揚げもの)、やまざき(寿司)、小田安(揚げもの)、大和寿司(寿司)、晶(寿司)、つきじ丼匠(海鮮丼) 、福せん(鰻・焼鳥)、すし処おかめ(寿司)
【8号館】センリ軒(喫茶) 、仲家 (海鮮丼)、大江戸(海鮮丼)、弁富(寿司)、岩田(喫茶)、米花(鰻・海鮮)、☆高はし(和食)、やじ満(中華)、かとう(和食) 、鮨文(寿司)、鳥藤(親子丼)、市場すし(寿司)
【10号館】すしまる(寿司)、富士見屋(蕎麦)、磯寿司(寿司)/磯野家※閉店(食堂)
【警備本部棟】★市場の厨房(和食)【築地市場厚生会館】★魚四季(和食)
★豊洲に移転せずに閉店する店 ☆移転後大きく営業形態を変える店
★店舗毎の行列データ★をこちらに掲載しています。
—- 序 (移転前の記述のまま)—————————-
殆どの人は「築地らしさ」を海鮮に求めるが、「築地市場の食堂らしさ」と少し言葉を変えると、観光客しか行かない海鮮系は、最も”らしさ”から遠い存在になる。その対極のどちらを支持するかで、築地の味わいは大きく変わる。
個人的な築地場内BEST3メニューは、「やじ満」の牡蠣ラーメン(特に味噌味)、「八千代」のアジフライ、「鳥藤」の塩親子丼。次いで「小田安」の牡蠣ミックスや「天房」の芝えび穴子天丼など。「やじ満」や「鳥藤」は、老舗ながら個性的な新作を定期的に出していて頭が下がる。その他、普段使いで重宝する「禄名軒」、夜の会食に向いてい初めて連れていった人はみな立地に驚く「市場の厨房」などが多頻度訪問店。
春の貝の季節を中心に「岩佐寿司」の貝づくし、価格設定は高めだが季節感を押し出した「トミーナ」のパスタ、「茂助だんご」の玉ぞう(玉子雑煮)。それぞれ2店舗で出しているが、ジャンボシューマイやチャーシューエッグなども、当地ならではの個性強めなメニュー。「高はし」は、移転後はコース一本の構成になるので、単品や定食で注文できるのはあとわずか。
定番の寿司店は、現在はほとんど外国人観光客が占有。質も値段も、銀座周辺の人気店のランチのほうがお得な場合が多いのだが、とはいえ市場の雑踏の中で食べることの味わいの増幅感は確かにある。何時間でも待てる人なら素直に「寿司大」へ。あまり並びたくないなら「龍寿司」「磯寿司」あたりか(今となっては平日でももう大行列だが)。行列2番手の「大和寿司」、3番手グループの「やまざき」、新興店だが資生堂の福原オーナー家肝いりで始めた「晶」あたりまでが選択肢。不人気店には確実にその理由があるので「行列に並ぶのは大変だからこのへんでいいや」という選択はNG。海鮮丼は、過度な期待をしない前提で。
冒頭に書いたような市場食堂の雰囲気を感じたいなら、市場関係者や常連で占められている「福せん」「ふぢの」「富士見屋」、朝の「中栄」など。特に、早朝の「木村家」は、関係者以外はより付けないオーラ(?)がある。場内には喫茶店が多く最近はこちらも外国観光客が多いが、それでも築地の老舗らしさを存分に残していて情趣深い。
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周りの店がすべて閉店後、夜だけの営業という稀有な店。場所も普通は通り過ぎることのない行き止まりの奥のため、もともと知っていない限りは気が付くことはない。「市場の厨房」を知っていると少し「築地通」をアピールできるが、さらにこの店まで知っていると「築地マニア」な面をアピールができるかも。
基本おまかせ(12,000円ほど)のコースのみ。お酒の持ち込み自由という点が少し変わってる(持ち込まなくても店内にもお酒はあり)。料理の盛りが豪快で、一戸建ての外観や店内の雰囲気とも合わさって海辺の民宿にでも来ているように感じる。
2016年5月24日のコース全体。刺し盛りのみ1人分。他は二人で共有。合計24,000円
山はらの冬の看板メニュー「アンコウ鍋」のコースから。豪快な刺し盛り(4人前)
ぎっしり溢れんばかりのアンコウ鍋の具(2017/12/22)
【食べログ情報】山はら
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言わずと知れた「吉野家1号店」(正確には、築地に移転する前の日本橋市場の中)。店頭に立っていると「ここが吉野家の1号店だよ」と連れに説明する人が次々訪れる「築地トリビア」の代表格。店頭・店内とも、その史実を説明する看板や映像がいっぱい。詳しくはこちらから
箸の置き場が壁掛けになっている
米国でのBSE発生で、他店では牛丼の販売を休止していた時期も、日本で唯一牛丼販売を続けたエピソードは有名。他店と違い、メニューを牛丼系に特化しているのが、1号店ならではの大きな特徴
1号店だけのオレンジ色の丼。あたまの大盛りの際にだけ使われる
すぐ近くの波除稲荷神社には、吉野家から奉納された石碑がある (2016年9月建立)
【食べログ情報】吉野家
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1,000円を超えるのが当たり前の築地場内の飲食店の中で、定食が600円から高くても800円と非常に手ごろ。築地に限らず周辺の店の中でも、かなり安い設定であり、平日昼間はサラリーマン客が並ぶ。メニューの中心には魚介類のフライやソテーなどが並び、築地らしさを感じる。ホール、厨房をほぼ一人で捌いている感じだが、対応はスピーディで記憶力もよく凄いなと思わせる。
ホタテバター焼きライス 800円 (2015/4/18)
アジフライライス 700円 (2015/6/16)
カキフライ定食 800円 (2015/10/23)
ポテトサラダ 300円 (2015/10/23)
カキバターライス 800円 (2016/4/26)
シャケバター焼きライス 700円 (2016/9/16)
ハムエッグライス 600円 (2016/9/30) ハムエッグという名称から想像するものとかなり違う
エビフライランチ 700円 (2017/3/30)
チキンソテーランチ 800円 (2017/5/2)
ハムサラダ 300円 (2018/7/21) ハムエッグ同様、大量のハムが載る。よくこの値段で出せるのが不思議
ホタテフライ定食 800円 (2018/7/21)
【食べログ情報】禄明軒
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イタリア国旗の赤・白・緑の3色を大きく外観に取り入れ、少しここだけ趣が違う場内唯一のイタリアン。定番のピザやスパゲティなどとともに、魚介類をふんだんに取り入れた季節のおすすめメニューも魅力。築地2丁目にも店舗あり
○ハマグリの生クリーム 1,800円 (2015/4/28)
2015/4/28のおすすめメニュー
グレープフルーツの冷製 ズワイ蟹入 1,700円 (2015/5/8)
サンマとネギのペペロンチーノ 1,600円 (2015/10/21)
店の看板メニューともいえる、ワタリガニのトマトクリームソース 2,600円(2016/12/8)。食べるのは大変だけどインパクト十分。一番入り口の近くの席の後ろには1つだけ水道の蛇口があって、手を洗いながら食べ進めることができて便利。このメニューを食べる際は、この席がお薦め。
牡蠣のトマトソース 1,700円 (2016/12/27)
ホタルイカのトマトソース 1,700円 (2016/6/18)
牡蠣の和風オイスターソース 2,200円 (2016/2/10)
桜海老とキャベツのペペロンチーノ 1,700円 (2018/5/31)
夏野菜とズワイガニのパスタ、ピリ辛ガスパチョ仕立て 2,100円 (2018/7/26) ミキサーにかけたオクラが大量にかかってて、ネバネバ感強くて夏向き
冷製桃とズワイガニのパスタ 2,200円(2018/9/1)。想像以上に桃がたっぷり、中の方はトマトがたくさんで酸味強め。
【食べログ情報】トミーナ
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お団子で有名。店頭に山積みされた大量のパックが毎日のように見事に売り切れる。イートインは11時過ぎくらいまで。雑煮やおしるこなどを提供。夏はかき氷類も。場外にも物販店あり。
○玉子ぞうに 520円 (2015/6/20)。最近は、常連の通称だったという「玉ぞう」の名称表記になっている。
○茂助だんご つぶあん&こしあん1個ずつ 計340円 (2016/9/24)
いそべ巻きと餡つけの盛合せ 420円 (2018/8/18)
あんみつ 470円。杏が美味しい (2018/9/25)
【食べログ情報】茂助だんご
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店頭でのサンドイッチ販売と店内の喫茶の二本立て。日中の観光客が多い時は、その閑散ぶりが目を引くが、逆に平日の朝早く他に人がいない時は、常連の市場関係者が集うさまが見れる(ごっつい感じの人が後ろ向きで各テーブルに1人ずつ座っていることが多く、スペースは空いているのだがかなり入りにくい笑)。サインドイッチは市場らしくというのか、ロースカツ、メンチカツ、ハムカツ、コロッケなどが主力で、他はジャムやマーマレードなど。朝はそれなりに数があるけれど、昼近くになると残っているのはごく僅か。
アイスコーヒー400円と、サンドイッチ370円 (2018/4/28)
お持ち帰りで、ハムカツサンド350円と、マーマレード170円。ハムが分厚く、パンはしっとりしていて美味しい。(2018/8/3)
【食べログ情報】喫茶 木村家
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1号館の寿司店は、6・8号館に比べると行列ができにくいので、こちらのほうに足を伸ばすことが多い。老舗の名店という評価の一方、他より若干値段高めの設定であることや、接客の不愛想さもあって口コミでは賛否分かれるが、場内では最も寿司屋らしいお店の一つの気がする。その日のネタと産地の表示を店頭に出しているのも、以前はこの店くらいだったはず。
おまかせ 4,300円から。写真上から、アジ・大車海老・大トロ(2015/7/13)
※全構成・・・マコガレイ、カツオ、シロイカ、キンメ、赤貝、アジ、大車海老、大トロ、バフンウニ、アナゴ
お好みで、煮ハマグリ (2016/6/24)
新子の5枚付け 1,200円 (2016/6/24)
特選ちらし 3,500円 (2016/7/29)
天然本鮪づけ丼 2,700円 (2016/12/25)
おまかせ 4,300円から、クルマエビとシロウオ (2017/2/23)
おまかせ 4,300円から、アカガイ (2017/2/23)
蘭のコース 3,500円からアナゴ (2017/7/21)
追加の新子。値段ももうこなれていて、一貫864円 (2017/7/21)
【食べログ情報】龍寿司
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場内唯一のカレー屋さん。大正元年に日本橋で創業、100年の歴史を誇る老舗だそう。とはいえ値段は非常に手頃。カレー、ハヤシとも550円。そしてこの店のウリなのが、インド、ビーフ、ハヤシの中からお好みで二つを組み合わせた「合がけ」で、650円と非常にお得。爆食系の特盛は+200円なのでCPはかなり良い。しかし一般人にはかなり多い。
合がけ/インド・ハヤシ 650円 (2015/4/14)
炙りチャーシューカレー 1,000円(少し値上がり)。チャーシューは、バラとももの2種類の組み合わせ (2018/6/9)
ハヤシライス 600円 (2018/8/3)
移転直前記念にあいがけを特盛で 950円 (2018/9/29)
【食べログ情報】中栄
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「春といえば貝。貝といえば岩佐寿司の貝づくし」を勝手に合言葉にしており、ここ数年、毎年春に貝づくしを食べにだけ顔を出している。いまでこそチェーン店でも、貝3種などのセットメニューを出すところが増えてきたが、巻物+7貫全て貝という品揃えは、貝好きにとっては貴重で特別な存在。
貝づくし 3,600円 から一部抜粋 ※本ミル、ホッキ、ツブガイ、赤貝。写真以外に、タイラガイ、アオヤギ、小柱軍艦、ヒモキュウ細巻 (2015/4/14)
追加注文の生トリガイ 840円 (2015/4/14)
カワハギの肝のせ、生トリガイ、カスゴ、カサゴ (2016/3/23)
煮はまぐり (2016/3/23)
貝づくし 3,600円(2017/4/11) から、アオヤギ、タイラガイ、アカガイ、ホッキガイ、ミルガイ、ツブガイ
確認できるだけでも、4年連続で3~4月に「貝づくし」を食べている。この年は3,000円 (2018/3/24)。時期的に、生とり貝を追加することも多く、今回のものは1貫で1,050円。またカスゴも追加。
【食べログ情報】岩佐寿し
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オーソドックスなメニュー構成のため、同じ場内中華でも「やじ満」のようにスポットが当たりにくいが、だからこそ観光客とは無縁で市場食堂らしい雰囲気を味わえる店。こちらも大型シューマイあり。
ねぎ豚冷し 850円 (2018/4/14)
築地中華のお約束ともいえるジャンボシューマイ。写真は半個(2つ)で300円(2018/7/24)。「幸軒」「やじ満」の身がギュっとしている感じのと比べると、若干ほろっと柔らかい感じ。
冷やし中華 850円 (2018/7/24)
「築地では餃子は出さない」(待ち時間が長く市場で働く人には向かないから)と聞いていたが、ここにはあった。400円 (2018/8/13)
盛合せ半個 400円 (2018/8/13)
ラーメン 550円 (2018/9/22)
【食べログ情報】ふぢの
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場内関係者の人たちに愛されている感が強く漂う、ざっかけない雰囲気が魅力の洋食屋。「あたまライス」という耳慣れないメニューが看板の一つで、これはカツ丼の上の部分をライスと別皿にしたもの。「あたまライスって何ですか?」って質問するお客さんをいつも見かける。(※現在は閉店し、寿司店「勢」に転換。写真は2010/8/18)
エビフライライス1,200円に、ハムカツ150円を2つ追加 (2015/4/11) ※写真はメイン部分のみ
※エビフライというと「衣の大きさの割に中身が小さい」印象を持つことが多いが、ここは衣と海老の大きさが殆ど一緒。中身が大きいとけっこう驚く。
あたまライス 1,050円 (2015/6/5)
※毎月5日は50円割引デー。支払い時の精算ではなく、注文した時点で50円を先に渡されるのがポイント
カツカレーライス 1,100円 (2015/10/24)
生がきのアタマライス 1,500円 (2017/1/13) ※近年はかきのアタマライスも。牡蠣フライ版と卵とじ版の2種
【食べログ情報】豊ちゃん
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「豊ちゃん」に代わって2017年8月にオープンした寿司店。現状、場内では一番新しい飲食店。(「晶」同様、新規店はみな寿司店に)。店内が他より広いため、寿司店の中では唯一テーブル席がある。そのためか、酒のつまみ(一品もの)メニューをアピールしているのも場内では珍しい。
旬の貝2点盛り(生とり貝、つぶ貝) 1,500円 (2018/4/14)
本日の刺身2点盛り(活〆コチ&ヒラマサ)1,200円 (2018/4/14)
本日の旬の5貫セット(車海老、松川カレイ、ヒラマサ、ノドグロ、中トロ ※ただしヒラマサが被ったため鯛に変更)2,500円 (2018/4/14)
仙台に本社を置く回転寿司チェーン(東京地区は対面スタイルのみ)株式会社アミノの運営。東京進出は2001年の赤坂店で、奇しくも「すしざんまい」の築地本店オープンと同年同月。明るく入りやすい「立ち寿司チェーン」が東京で普及した先駆者の一つでもあり、当時は何度か顔を出した。この築地市場支店は2002年オープン。海外のガイドブックで推されていたこともあってか(以前見せてもらったものには、なぜか寿司大と鮨勘の2店が築地代表店として紹介されていた)、外国人比率が圧倒的に高い。そのため、行列している時とガラガラな時と極端に差がある。
ノーマルな海鮮丼 税込3,024円 (2018/7/31) ※良くも悪くもチェーン店の味。この日は、他は全て外国人客
【食べログ情報】鮨勘
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フライものの店は多々あれど、天ぷらはここのみ。季節のネタがいろいろ入った天丼が売り。店内の雰囲気はほんわかしていて良い。値段も築地場内としては手ごろな設定。
天丼 1,200円 ※えび、きす、だるまいか、稚鮎など (2015/6/15)
芝えび穴子天丼 1,500円 (2018/9/6) ※芝えびの数は15本ほど。見ているだけでも楽しくなる絵柄
まぐろだけは揚げ物屋でもけっこう置いてある。まぐろ定食 1,000円は芝エビなどが入った天ぷら付き (2018/10/1)
【食べログ情報】天房
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築地最大の行列店「寿司大」の隣接でもあり、喧騒の対比が極端だが、最近は外国人観光客も増え、割合も半数近くになるという。寿司大で食事を済ませた後、また寿司大の長い行列で待っているグループが、ローテーションで休憩に来たりしているのだそうだ。他の喫茶店ほど食事メニューは多くなく、珈琲とトーストが主体。トーストは常連の好みに合わせて、多種多様なバリエーションで提供しているのも大きな特徴。特に「パンの耳」の扱い。最近では殆ど見かけなくなった、エッグスタンドでゆで卵を出すところがノスタルジー溢れていていい。店舗の名前自体も美しいかと。
トーストセット 750円 (2018/4/13)
常連ではないがせっかくの「愛養」らしさを体感すべく、前回とは違う切り方のトーストで注文 (2018/10/1)
【食べログ情報】愛養
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4時間、5時間待ちは当たり前の大行列店。そのためそう気軽には訪問できず、最近では3年に1度くらいのペース。上の写真を見るだけでは、行列の量は大したことに見えそうだが、店頭とは離れたところに待機場所があり、そこにさらに数十名。「行列が少ない」と思って店頭に並ぼうとして、「ここではない」と行列を指し示されて諦めていく人がけっこういる。最近は、平日でも朝7-8時くらいにはすでに受付は終了している。※2018年9月3日(火)は4:15で行列35名。9/8(土)は5時の開店少し前にもう受付終了とのこと。移転に向けて行列はより過酷さを増しそう。
大トロ、ハタ、金目鯛、バフンウニ、玉子焼き、鰆、ホッキ貝、漬けマグロ、白エビ、鯵、かっぱ巻き、鉄火巻、穴子+サービス一貫と あら汁(2014/1/11のおまかせ3900円のひと通り)
【食べログ情報】寿司大
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昭和初期から続く老舗。寿司・海鮮以外では最も行列ができる。チャーシューエッグ定食も注目を集めるが、この店の象徴はやはり「アジフライ」。一口食べただけでも、驚かされる食感と味わい。ただその分、普通の定食などで食べるアジフライとは価格設定が全然違う。
○車海老・アジ・ハモ フライ定食 1,800円 (2015/6/23)
アジ・ホタテ・車海老フライ 1,500円 (2015/8/24)
車海老フライあたま定食 1,400円 (2015/8/24)
エビアジホタテフライ定食 1,430円 (2016/6/14)
チャーシューエッグ定食 1,300円 (2016/12/22)
カキ・アジフライ定食 1,600円 (2017/4/4)
ハモアナゴフライ定食 1,600円 (2017/7/15)
ここはフライがメインだが、一部刺身類も。なかおちは単品で900円 (2018/7/14)
看板のアジフライだけを単品で。1200円 (2018/7/14)
【食べログ情報】八千代
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何年か前にグルメ雑誌の覆面調査ランキングで、築地場内寿司店の「1位」として紹介されて、地元の人と一緒に驚いた記憶があるが、今では上位人気店の一角に。ただ並ぶと言っても「寿司大」「大和寿司」レベルではないので、平日朝ならフラッと行ってもすぐに入れることも多い。寿司の内容、接客的にもそつないので、選択肢としては手ごろ。
菊コース 3,900円 (2016/12/10) ※ヒラメ、ぶり、ケンサキイカ、さば、あかがい、生車海老、アイルランド産本マグロ赤身、中トロ、根室バフン、いくら、アナゴ二種 ※車海老はボイルから生に変えたもの、プラス1,000円(寿司なら普通にボイルのままで良かった)。頭部分の焼き物付き
菊コース 3,900円 (2018/6/19) ※ヒラメ、カンパチ、あかがい、かつお、白いか、車海老、中トロ、大トロ、イクラ、ウニ、アナゴと、サーモンのあら汁。この日は7時に訪問も、待つことなく入店。
【食べログ情報】やまざき
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築地場内には、実は洋食/カツ系飲食店がけっこうあって、それぞれ個性を出し合って運営している。ここは、禄名軒、豊ちゃんら(閉店)と比べると値段設定がけっこう高めだが、全体的にボリュームたっぷりなのが特徴。カキミックスなどは、迫力満点でアピール度高い。営業開始は4時からで、喫茶店以外では一番早い。また、場外の「築地魚河岸」にも店舗があり、こちらは夜まで営業。場内メニューを踏襲しつつ、刺身類などおつまみメニューがプラス。
カキミックス定食 1,640円 (2015/4/21) ※写真はメイン部分のみ
エビ・アジ・ホタテフライ定食 1,430円 (2016/6/14)
かきバター定食 1,550円 (2016/12/21)
海老かつ丼 1,300円 (2017/4/18)
まぐろぶつ 600円 (2018/8/18)
〇冷やしトンカツ茶漬け 1,150円 (2018/8/18) ※もっと安直なものかと思ってたけど、かなりバランス良くて美味しい。かけてあるのはお茶ではなくだし汁。とろろがめちゃ冷えていてまさに猛暑向き。
〇A定食 1,450円 (2018/8/25) ※エビカニヒレカツの組み合わせ。カニはカニクリームコロッケ
鯵のたたき 750円 (2018/9/4)
スコッチエッグ定食 1,350円 (2018/9/4)
【食べログ情報】小田保
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寿司大に次ぐ行列店として有名。3番手以降は人により時期により人気度は若干変わるが、寿司大、大和寿司の1.2コンビは、もうかなり長く昔から続いている気がする。ただしこちらは2軒分のスペースを使っており、寿司の提供のスピーディーさもあって、並びの数に比べると進みが早い。そのためか、時々びっくりするほど行列が無い時があり、そういう時が狙いめ(移転直前になって、さすがにもう今は無理)
おまかせ 3,780円から (2017/10/28) ※この日のネタは、大トロ、ボタンエビ、玉子、バフンウニ、細巻き鉄火いくら、中トロ、すみいか、ぶり、穴子
追加で頼んだ、ノドグロとコハダ
【食べログ情報】大和寿司
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「江戸川」に入れ替わり2017年1月に開業した寿司店。実はここは、資生堂の関連会社が経営する店舗という変わり種(資生堂が保有するビルの管理運営を手掛ける会社。創業家の福原一族がオーナーで、福原コーポレーションの社長が社長兼務、資生堂名誉会長の義春氏が会長。飲食事業はここが初めて)。メニュー開発の際は、福原オーナーも来て一緒に考えたという。客はほぼ外国人(平均して8割以上らしい)。全体的にネタが大きく少しポテッとした食感は、外国人狙いなのかと思ったが、特にそうではないとのこと。場内では唯一、ガラスのネタケースがなくて木箱にネタを保存。
特上にぎり 4,200円 (2017/12/9)。内訳は、タイの昆布締め、本鮪赤身、サワラの炙り、タチウオ、アジ、大トロ、タコ、煮蛤、アオヤギ軍艦、ムラサキウニ、アナゴ、玉子、かんぴょう巻き
2018/9/22の「上」コース3000円は、マコガレイ昆布締め、赤身、サンマ、大トロ、ほっき貝、静岡産生しらす、北海道ムラサキウニ、穴子の8貫と玉子。マグロは、やま幸から仕入れた大間の本鮪とのこと。最後のイシガキガイは追加注文。
1号館「岩佐寿司」の系列。他の二店の海鮮丼専門店が行列店なのに比べて、こちらは人の入りが少ない。「仲家」「大江戸」は、隣り合わせで派手で多彩なメニュー表示で観光客に訴求している反面、こちらは地味なディスプレイと内容。海鮮丼はあくまで観光客向けのメニューなので、であれば派手っぽいほうに人が流れるのが必然なのかもしれない。
豪快丼 2,300円 (2018/4/11) ※当店の一番人気と書かれたメニュー。大トロ・きびなご・卵焼き・タイ・ウニ・イクラ、アジが載る。きびなごという選択肢が渋いのと、光物が2点ある日常感が、行列二店とは傾向がかなり違う。
【食べログ情報】丼匠
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看板は鰻屋だが、市場関係者の気軽な食堂として使われているため、焼き鳥系や定食類を頼んでいる人のほうが圧倒的に多い。同じ棟は行列店が目白押しだが、そういう喧騒とは最も無縁の店の一つ。これと言った決め手があるとは言えず、一見客受けすることは無いかもしれないが、その点も含め市場に入り込んだ空気感がかなり漂い、個人的にはけっこう好きな店。
ハーフ&ハーフやモーニングセットなどサービスメニューがたくさんで、カジュアルな食堂のイメージ
ハーフ&ハーフを、うな茶漬けと焼き鳥丼の組み合わせで (2018/4/13)
うな鳥丼 1,900円 (2018/5/19)
鰻重松 3,400円 (2018/10/6) ※かば焼きというよりは、煮鰻っぽい食感
【食べログ情報】福せん
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築地の仲卸、恵水産のグループ会社の経営。場外もんぜき通りの入り口にある「おかめ」立ち食い店と隣の「又こい家」は系列。トータルで9店舗の寿司店、海鮮丼店を展開。鮪専門の仲卸ということで、「まぐろが良かった」的な投稿や好意的な記事は時々見るが、場外立ち寿司ともども個人的には疑問。客の入りが少ない寿司店の一角。
店長おまかせ 3,600円 (2018/4/21) ※大トロ、ひらめ、本マグロ、カンパチ、甘エビ、ホタテ、イワシ、白魚、ウニ、鉄火細巻、玉子、白えび、金目鯛(最後に好きなものを2貫選べる仕組みになっており、白えび、金目鯛はその注文)
【食べログ情報】おかめ
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観光客で埋め尽くされた店舗の中でも、常連主体でゆったりとした時間が流れる貴重なお店(とはいえ、観光客もそれなりに増えたが)。カツサンドやシチュー、地味な見た目ではあるがオリジナルのデザートとか、メニューはけっこういろいろある。場外の「築地魚河岸」にも喫茶コーナーを運営。水天宮駅近くにも、姉妹店のレストランがある。
ヒレカツサンド 600円 (2014/1/11)
プリン&バニラ 450円、梅ゼリー 280円、チーズケーキ 250円 (2014/1/11)
スペシャルセットメニュー 1,100円 (2018/1/12)。写真では見えにくいが、シチューの中には半熟たまごがまるまる一個。プラス、コーヒーが付く
【食べログ情報】センリ軒
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海鮮丼行列店2店の一角。仲家と隣り合わせにあるため、おおよそいつも同じくらいの行列の人数だったが、近年はこちらのほうが多い印象。大江戸よりは、トロ、ウニ、イクラなどの高級食材押しの色が強いが、値段設定はこちらのほうが安め。料理を味わうというよりは流れ作業のコンベアに乗ってる感じで、美味しさとかサービスとかを求めない人向けとしか。
うに、いくら、まぐろ 2,300円 (2014/10)
うに入り海鮮丼 2,000円 (2014/10)
たらば 2,800円 (2014/10)
ウニトロなかおち丼 2,200円(2018/5/11)
【食べログ情報】仲家
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隣り合った「仲家」とともに行列の絶えない海鮮丼店。この2店の行列は、場内では別格的な寿司大に続き、大和寿司に続く存在だが、2店と違うのは行列は土曜日に集中し、平日の朝は空いていることが多い。2016年8月に中央区役所すぐ傍に、海鮮丼や海鮮メニューを中心にした姉妹店「ハナリ食堂TOKYO」がオープンしたが、1年で閉店。同じ並びの「かとう」も経営を譲り受けて運営をしている。
ハマチ・中落ち丼 1,900円 (2015/6/30)
ウニ・中落ち・エンガワ丼 2,300円 (2015/7/16)
寒ブリ中トロ丼 2,500円 (2017/2/2)
マグロ四色丼 2,600円 (2017/8/16)
サーモン食べ比べ丼 2,400円 (2018/9/19) ※国産サーモン、キングサーモン、アトランティックサーモンの3種。好きな人にとってはそれがいいのかもしれないけど、べっとりと脂食べてる感じ
【食べログ情報】大江戸
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この店はワンセット出来上がってからの提供ながら、最初に全貫に煮切りが塗ってある。そのため、順番に食べている間に、鉄火巻きはご飯の奥まで醤油がしみ込んでいくし、どのネタもみな醤油漬けになってしまう。職人のやる気のなさ具合も顕著で、人の入りの少ない代表店の一つ(もっとも移転直前になると、寿司店と言うだけでどこでも並ぶけれど)。
さくらのコース 3,800円(2018/5/3)
【食べログ情報】弁富
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他の喫茶店と違って「女将さん」主体の運営で、スタッフも女性陣で回している。食事メニューも他より多め。写真は残っていなかったが、夏季限定の梅ジュースが店お薦めのオリジナルメニュー。食事メニューは、ホットサンドかカレーを頼んでいる人が多い。
ベーコンエッグ 480円、アイスティー 380円 (2018/4/7)
ホットサンド 600円、フレッシュジュース 460円 (2018/9/8) ※フレッシュジュースは、にんじんとりんごなどで作ったジュースとのことで、かなり濃厚。
【食べログ情報】岩田
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今でこそ築地市場は、日本人より外国人観光客のほうがずっと多いが、まだインバウンドという言葉が無かったころから、外国人を意識して店舗運営をしていた店。9か国語が操れるという店主の個性のもと、メニューは多言語、ディスプレイも周りとはまるで違う「ニンジャ、フジヤマ」的な見せ方をしていた。店主の個性が非常に強く、サービス精神とそっけなさが両極端で、はまる人と合わない人で顕著に分かれそう。
鰻重 3,500円 (2015/6) ※かなりボリューミー。よく考えたら、このご時世でも当時から全然値段が上がってない
海鮮丼 2,000円 (2015/6) ※鰻屋ながら強くプッシュしていた看板メニューがこの海鮮丼
【食べログ情報】米花
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アンコウ、アナゴなどが看板。場内を代表する和食店も、値段設定はかなり高い。定食屋と言うよりは高級割烹へ行く感覚で。さんまの塩焼き1匹2,000円は、なかなか痺れる。正直、自分レベルの能力ではどう表現していいか分からない店だが、コアなファンがたくさんいる。特に中高年の男性が多い。2017年9月からしばらく休業していたが、2018年1月より営業再開。最近は開市日でも休日が多めで、週に2-3日の営業。高はし三代目のブログ マーク2で、営業状況などのお知らせが更新されている。豊洲では1万円ほどのおまかせコース一本で営業するとのことなので、現在の単品提供スタイルはあとわずか。焼き魚、煮魚はけっこう待ち時間あるので、余裕をもって。
キンキの煮付け (2013年12月)※正確な記録がないが、3500-4000円くらいだったはず
鮭の塩焼き定食(の鮭の部分のみ) 1,850円 (2015/7/28)
あなご丼 1,500円 (2015/7/28)
かき豆腐 2,000円 (2015/10/27)
上刺し盛り定食 2,500円 (2016/2/18)
新さんまの塩焼き定食 2,500円 (2016/9/22) ※単品だと2000円。日頃、街中で目にするサンマ定食とは雲泥の価格差
特上刺身盛合 3,500円 定食にして4,000円 (2018/3/10)
間八かま煮付け 2,000円、定食にして2,500円 (2018/9/7) ※写真では伝わりにくいが、かなりボリュームがあって食べがいがある
2018年9月7日(金)のメニュー
※かなり昔の時代のもの
刺身定食 1,300円 (2011/7/16) ※見返してびっくりしたほどの廉価設定
赤メバルの塩焼き定食 1,800円 (2011/10/16)
【食べログ情報】高はし
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独自のメニューがたくさん揃う中華屋さん。看板メニューは、ボリュームたっぷりのジャンボシューマイ。そして10月~3月のカキラーメン、4月~9月のアサリラーメンが季節メニューとして、それぞれ主役を張る。それなりに値は張るけれど、いずれも具がたっぷりで、塩味スープが海鮮ラーメンっぽくて良い(※2018年夏版は大幅に味付けが変化)。黙ってても客が来る店なのに、定期的に新作や独創的なメニューを発表しているところが大きな魅力。「鳥藤」と並んで、場内で最も訪れる頻度の高い店の一つ。★9月いっぱいで築地での営業は終了★
アサリラーメン 1,150円 (2015/4/18)
ジャンボ焼売/半分 300円 (2015/6/27)
冷やし中華そば 850円 (2015/6/27)
カキラーメン 1,100円 (2015/10/10)
カキラーメン味噌味 1,250円 ※前年まで裏メニューだったモノを表メニュー化したもの。値段が高いのに目を瞑れば、かなり好み (2015/10/29)
ニラソバ 950円 (2016/5/26)
あさりラーメン/シーズン3 1,150円(2018/5/18)パクチーたっぷりでイタリアンなテイスト。part3は大胆に変化
塩ニラ焼きそば 930円 (2018/6/16)
黒胡麻汁なし坦々麺 850円 (2018/8/25)
カレー味チャーハン目玉焼き乗せ 980円 (2018/9/18) ※海鮮チャーハン表示はないが、エビやイカも少し入っている
【食べログ情報】やじ満
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現在の「かとう」は、同じ棟「大江戸」の運営会社が2017年2月から事業を継承して運営。従来の和食レシピは継承しているというが、「大江戸」的な海鮮丼などメニュー数は大幅に拡大。店のテイストは以前とはかなり違う。もっとも権利移転しばらく前から、お店の活気はかなり減退していた。「和食の名店」「本当の魚好きが推す店」など、雑誌やネットでは絶賛のコメントが並ぶが、実際に訪れると平日はガラガラなことが多く、実際に食べても疑問符。評価と実態があまりにもかけ離れていて、いつも不思議だった。昔のイメージを引っ張り続けている人が多いのかなと。
サワラ西京焼き定食 1,600円 (2015/4/20)
盛合せ刺身定食 1,500円 (2015/4/20)
5点丼 2,500円(マグロ/ホタテ/ブリ/イサキ/サバ)+煮魚セット200円増し (2017/2/20) ※経営母体が変わった直後の訪問。煮魚セット200円は激安だった。
【食べログ情報】和食 かとう
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築地場内唯一の「写真撮影不可」のお店。かなり以前は、寿司大、大和寿司、鮨文が場内寿司店3強と言われていた記憶があるが、他の2店が観光客にやさしい(?)店を志向する中で大行列店化していったのに対して、ここは職人気質的なスタンスで他とは一線を画したイメージがある。とはいえ、店内には有名人のサイン色紙がいっぱいで、応対などの空気感も微妙。「撮影不可」を謳うのとは少し矛盾を感じる。
2018年9月4日のおまかせ(4,100円)は、シマアジ、大トロ、ウニ、ボタン海老、タイラガイ、コハダ、アカガイ、中トロ、赤身、穴子、鉄火巻き半分と玉子。穴子はファンが多いようで、実際かなり厚みがあって柔らかい。
【食べログ情報】鮨文
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築地場内でもっとも訪問頻度が高い店の一つ。親子丼だけでも多種多様にあり、この店独自のメニューがたくさんで、頻繁に新たなメニューが加わっていくので定期的に顔を出すことになる。店頭には、鳥焼きの単品がいろいろ置いてあり、追加でそれらを頼むこともたびたび。以前は少し接客に委縮させられた面もあったが、最近はそんなこともない。場外には物販店もあり、店頭に焼いたり揚げたりした多数の鶏肉が並び、見ているだけでも楽しい。すぐ近くには飲食店もあるが、品数は場内の方が多い。ただし場外は、一日限りの月替わりメニューあり。
チキンキーマカレー 950円 (2015/5/7)
追加で注文したグリル焼き (2015/5/7)
鳥めし 800円 (2015/6/13)
こころのこりの親子丼 1,000円 (2015/7/14) ※”こころのこり”=ハツとレバーをつなぐ部位
合鴨づくし親子丼 1,200円 (2016/9/20)
水炊き 900円 (2016/1/18)
合鴨づくし親子丼 1,200円 (2016/9/20)
チキンカツカレー 950円 (2016/9/29) ※カツのボリューム感たっぷり
水炊きそば全部入り 1,200円 (2017/12/23)
水炊き担々麺 1,200円 (2018/4/27)
親子そば 1,000円 (2018/4/28) ※卵たっぷりなのでかなり甘め
ぼんじりの煮つけ 200円 (2018/4/28)
【食べログ情報】鳥めし 鳥藤 場内店
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場内寿司店の食べログ点数では、抜きんでて1店舗低い店。そのためか土曜のピーク以外はほぼ閑散。人気がないと言ってもさすがに築地なので、そこそこの水準にはあると思っていたが、予想のはるか上を行く。
握りはシャリが少なく扁平で、見た目がかなりへしゃげた感じ
おまかせ 3,800円 (2018/9/11) ※この日は、中トロ、カンパチ、大トロ、サバ、アカガイ、黒ムツ、ウニ、イクラ、ホタテ、アジ、ボタン、炙りトロ、穴子と玉子。
【食べログ情報】市場すし
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築地場外3店舗をはじめ計6店舗を構える「つきぢ神楽寿司」系のチェーン店(母体は会計事務所)。赤酢の寿司飯に代表されるように、寿司のテイストは「つきぢ神楽寿司」と共通とのこと。場内でもっとも客の入りが少ない寿司店の一つ。
おまかせ 3,240円 (2018/4/27) ※他店に比べ、おまかせ3,240円はけっこう安価設定。とはいえここも弁富と同じく、カウンターでも全貫まとめて出すスタイル
【食べログ情報】すしまる
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場内唯一の日本蕎麦屋。牡蠣南蛮、生海苔そばなどの市場っぽいメニュー(期間限定)もあるが、基本はオーソドックスな街中の蕎麦屋なので、観光客は皆無。ほぼ常連で占められている。観光客が多くても特に賑わうことはないが、逆に観光客がいなくて周りが閑散としていても一定の客がいつもいる店。
ホタテ丼セット/もり 1,200円 (2018/4/19)
三彩そば 770円 (2018/7/23) ※大葉、ミョウガ、生姜の”三彩”に、プラス海苔
葉わさびとろろそば 850円 (2018/8/11)
鴨団子うどん 950円 (2018/9/25) ※この日は12:30時点で蕎麦がもう売り切れ
【食べログ情報】富士見屋
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1階が寿司店、2階が食堂の姉妹店。食堂のほうは「かきめし」に代表される多彩なメニューが人気でコアなファンが多数。残念ながら2018/4/28に「磯野家」のほうだけ閉店になった。寿司店のほうも「磯野家」と同様、アットホームな雰囲気を持っており、場内の寿司屋の中ではかなり雰囲気が柔らかい。
かきめし大 760円と、ワンタンメン 760円。セット価格で1,470円 (2016/12/2)
生鮭バター焼定食 1,050円、ご飯をかき飯大に変えて1,570円(2018/4/24)※閉店4日前。最終日は相当な行列になっており入店は諦め。
閉店を告知する貼り紙。現在は倉庫として使っているそう
「磯野家」の文字が入っているが、「磯寿司」にて
2018/4/26の特上にぎり3,780円は、コハダ、アナゴ、大トロ、中トロ、真鯛、赤貝、数の子、エビ、イクラ、ウニの10貫と、鉄火、ネギトロの細巻き二種といった構成
【食べログ情報】磯寿司
【食べログ情報】磯野家
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市場内ながら、ジャズバーやカフェをイメージさせるシックな店内デザインでかなり広い。朝メニューは種類も少なく市場内の人向け。昼から海鮮丼など観光客を意識したメニューが出てくる。昼は近隣の勤め人でかなり行列ができ、夜営業も予約しないと入れないことも多い。席数と営業時間を考えると、築地場内で1日当たりの客数が最も多い店と言えるだろう。【追記】市場の移転の実現に関わらず、2018/9いっぱいで閉店とのこと
場内食堂の中でも一軒だけ全く離れたところにあり、夜に案内すると皆その存在に驚くため、「知ってると築地通」っぽいイメージを出せる。芝浦の有名料亭「牡丹」が運営母体(牡丹そのものは2017年に廃業)。雰囲気・内容とも使い勝手がいいので、夜の会食はここへ行くことが非常に多い。
朝の日替わり定食(鯛のカマ) 800円 (2015/6/20)
刺身の盛り合わせ1人前 1,600円 (2015/6/27) 鰹、アオリイカ、サーモン、甘エビ、カンパチ、タコ、鯛の7種
鯒の天麩羅 1,500円 (2015/6/27) 鯒3切れと、かぼちゃ、なす、ピーマンなど
2015/6/27の夜のメニュー
○本マグロの食べ比べ 1,500円 (2015/7/21夜)
厨房のぜいたくかき揚げ 1,300円 (2015/7/21夜) ※2名で食べても相当多め
どんどん丼 1,700円 (2015/11/16)
貝3種盛り合わせ/赤貝、北寄貝、帆立 2,100円、牡丹海老 1,200円、スルメイカ刺し/肝ルイベ付 1,200円 の盛合せ (2015/12/15夜)
すっぽん鍋2人前 2,800円×2 (2015/12/15夜)
鮪ユッケ丼 950円 (2016/1/25)
葱トロ寒鰤炙り甘えび丼 1,100円 (2016/1/30)
海鮮ぶつぎり丼 950円 (2016/2/16)
2016/6/23ランチメニュー
ネギトロ鰹タタキ甘エビ丼 1,100円 (2016/6/23)
本鮪食べ比べ/脳天、赤身、中トロ、頬肉、裏顎 1600円×2人前、プラス中落ち、神奈川産地タコ刺し(2016/7/16夜)
焼き物(貝)食べ比べ 2500円 ※内容的に少し物足りない(2016/7/16夜)
活け鮑 2000円、ヤリイカ 1200円、つゆ鰯 1100円、神奈川産地蛸 1300円。刺身盛合せ 計5,600円 (2016/7/29夜)
小ヤリイカのカリッと揚げと葱サラダ 1500円 (2016/7/29夜)
ランチ天丼 (2016/12/24)
鯨の心臓刺し 1,000円 (2017/4/21夜)
車海老のから揚げ 1,000円 (2017/4/21夜)
トマトの三種盛り 1,200円。アイコ、あまえぎみ、狼桃 (2017/5/20夜)
生桜海老の刺身 1,000円 (2017/5/20夜)
極太アスパラと穴子巻き揚げ 1,000円 (2017/5/20夜)
本鮪の食べ比べ、ミンク鯨の心臓刺し、天然鰤刺しを盛り合わせて、計5,400円 (2017/9/11夜)
雉子燻製 1,200円 (2017/9/11夜)
漬けサーモンいくら丼 1,100円(2018/1/8)
赤貝と平貝とホッキ貝の盛合せ 2,600円 (2018/3/30夜)
茹でアスパラ 1,500円 (2018/3/30夜)
自家製大判がんも 1,200円 (2018/3/30夜)
甘辛ネギトロ丼 1,000円 (2018/8/2) ※味付けはコチュジャンか?甘辛がそんなに得意ではないので、個人的には普通のわさび醤油のほうが良いかなと
朝メニューは種類も少なく日常食主体。市場で働く人のための時間帯
この日の朝定食は、柳川と水餃子の組み合わせ。納豆100円、生卵50円、味付け海苔50円を追加したもの (2018/9/8)
鰹ネギトロ甘海老丼のご飯抜きの単品1,000円と、江戸前天ぷら定食1,600円 (2018/9/15) ※天ぷらは、鱚、鯛、穴子、海老と野菜4種
【食べログ情報】市場の厨房
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勝鬨橋そば「築地市場厚生会館」の一階。場内の飲食棟からはかなり遠く、殆どが地元客主体。いつも混み過ぎず、空きも少なくちょうどくらいかと。「市場の厨房」同様に「牡丹」が運営母体で、メニューも一部被る。朝から夜まで(土曜は夜営業無し)営業。夜は一匹マルの魚を複数提供(店頭に並べてある)。かなりいい価格のものも。
スズキかま焼き朝定食 630円 + マグロブツ 480円の組みあわせ (2015/7/4)
生しらすとさんまの二色丼 950円 (2015/10/15)
刺身5点盛り定食 (2015/11/13)
活〆真鯛のごま醤油丼 980円 (2016/1/19)
マグロ三色丼 1,100円 (2016/4/2)
メダイのかぶと煮 1,380円 (2016/4/2)
2016/6/3の夜のメニュー(の1部)
サヨリの刺身 580円 (2016/6/3)
桜えびのかき揚げをハーフサイズ(1500円→750円)にしてもらい、ご飯を付けてかき揚げ丼に
鯨の心臓刺し 1080円、トビウオたたき 630円、生しらす 480円の盛合せ (2016/7/26夜)
鮎の天ぷら 480円 (2016/7/26夜)
鮪の3点盛り、生ウニ、鯖のへしこ (2016/8/3夜)
煮鮑 1200円 (2016/8/3夜)
刺身5種盛り定食 1,500円 (2016/9/17朝)
はも板わさ 630円 ※数の子ワサビ粕漬け付 (2017/2/4)
釜あげしらすとあじタタキ二色丼 980円 (2017/2/4)
イワシ明太焼朝定食 630円 (2017/3/25朝)
海鮮丼 980円 (2018/3/3) ※今日のネタは、マグロ、タイ、サーモン、カンパチ、エビ、ホタテ、ネギトロ
鮪刺盛合せ定食。裏顎、脳天などいろいろ入って1,650円 (2018/8/14)
〇10人ほどで訪問し、頼んだ4,000円のコースで出てきたもの。一皿4名分相当 (2018/9/25)
マグロの4種刺し。同店の看板のメニュー、裏顎、脳天などが入ったもの
バチマグロのカマ焼き
特大金目鯛の煮つけ
桜エビのかき揚げ。こちらも巨大
ここからは追加注文。この店の醍醐味は、店内にあるネタケースから好きな魚を選んで好きな調理法をお願いできること
ということで、ノドグロの塩焼きを2匹ほど
さらにサンマの刺身など、幾つか追加。お酒もかなり飲んだが、一人当たり7000円ほどでおさまった
【食べログ情報】魚四季
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(訪問・編集 ダイヤモンド経営者倶楽部 北村)