「ブルーボトルコーヒー」海外進出1号店、清澄白河に2月6日オープン。そのお披露目の模様を紹介

焙煎されてから48時間以内のコーヒー豆の使用を徹底するなど、「美味しいコーヒーをお届けしたい」へのこだわりで大きな人気を博してきた、ブルーボトルコーヒー。2002年にジェームス・フリーマン氏によって創設され、サンフランシスコ、ニューヨーク、ロサンゼルス の3都市圏で14店舗を展開している、注目の“サードウェーブコーヒー”ブランドだ。

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その海外第一号店が、日本に進出するという発表は昨年来大きな話題を呼んできたが、正式に今週2月6日にオープンの運びとなり、2月3日に関係者へのお披露目が実施された。

【参考】ファッションプレス 米・人気コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」が日本上陸、清澄白河&青山に出店 (2014/10/08)

その出店の地は、江東区の平野。最寄りの駅は「清澄白河」という、繁華街でもオフィス街でもないエリア。さらに建物も、工場をリニューアルして作られた、表に看板も何もない「壁にロゴだけ」のシンプルもの。この「青いロゴ」が何か知っている人でなければ、カフェだとは思えない立地と施設に見える。

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しかし実は、いまこのエリアは「珈琲の街」として注目を集めつつあるらしい。そして「現代美術館」のオープン以降、アートに関する集積も進んでいて、お洒落な街として着実に変わりつつあるという。

【参考】the coffee brothers ブルーボトルだけじゃない!コーヒーの街と化す清澄白河 (2014/7/14)

日本進出1号店が、少し予想外なこのエリアになったのは、そんな街の進化も有りつつ、そして大きな公園(清澄公園)があり、川が近くを流れ、住居や工場が混在するこの地のイメージが、ブルーボトルコーヒー創業の地、オークランドに似た雰囲気があるということだ。付け加えられた「空が広い」という言葉も印象的だった。

【参考】ハフィントンポスト 話題沸騰の「ブルーボトルコーヒー」 日本進出の地になぜ”清澄白河”を選んだのか? (2014/9/24)

第一号店であるこの地は、1階部分にロースタリー(焙煎所)とカフェ、2階部分にキッチンとトレーニングラボ、オフィススペースが併設されている。カフェだけでなく、今後の店舗展開の総合拠点となるイメージだ。

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建物の一階奥には、運び込まれた珈琲豆が積まれ(オープン後もカフェスペースからその様子を見ることができる)

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そして大型のロースターで、焙煎され

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カッピングと呼ばれる、品質チェックがなされる。

人ごみの奥の、ガラスに覆われる(写真では開け放されている)四角いエリアがカッピングスペース。このすぐ左にカフェエリアがあり、カッピングの様子も来店客の目に触れるようになっている。

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1階フロアを見通すとこんな感じ。右側のカウンターが、商品提供スペース。

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その裏には見上げるほどの大きなメニューボードがある。

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今回のお披露目では、創業者のジェームス・フリーマン氏のメッセージに始まり

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実際にロースターを動かしてのデモンストレーション

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そして試飲会

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今回は「single origin(シングルオリジン)※」として、ケニア産とパブアニューギニア産のもの。そしてインドネシア産とエチオピア産のブレンドの計3種の飲み比べ
※single origin・・・特定の産地農園にこだわった特定の豆を、その性格に合わせて独自の工夫で焙煎したもの

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そしてカフェラテも

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single origin coffeeは、その豆の「らしさ」を味わってもらうために、煎りを浅めにしてあるとのこと。ケニア産のものは、 (スタッフさんの言葉を借りると) 「柑橘系」で、味・香りともかなり強い。好き嫌いが大きく別れるかもという印象。パブアニューギニア産のものは一転優しい感じで、これもスタッフさんの言葉を借りると「マイルドでフルーティ」。一方、ブレンドは、「コクがあるけど爽やか」で、飲みやすさという点では、これが一番。

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冒頭に、「焙煎されてか ら 48時間以内のコーヒー豆の使用する」ことが、ブルーボトルコーヒーの大きなこだわりと書いたが、その鮮度の高さをより生かすために、一杯ずつ注文を受けてからドリップするなど、「おいしさ」を徹底して追求している姿勢が随所に見られる。

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例えば、この写真。お湯を注いだ時に盛り上がる泡は炭酸ガスで、この盛り上がりが多くきれいなほど、炭酸ガスが豊富で、イコール「豆の鮮度が良いということ」だと、スタッフの方が誇らしげに語ってくれた。

ちなみに、こういったホスピタリティの高さの原点には、日本の洗練された喫茶文化やおもてなしの心にあるそうだ。その「日本らしさ」と、シリコンバレーで知られるベイエリアならではの、白由で開放的なカルチャーが両方相俟って、ブルーボトルコーヒーの歴史を形作ってきたのだという。

下記リンク【参考-1】TAROSITE.NETの文中には、「銀座のカフェ・ド・ランブル、渋谷の茶亭羽當、表参道の大坊珈琲店など、お気に入りの喫茶店を数多く持つ」との説明もある。

【参考-1】TAROSITE.NET Blue Bottle Coffee 日本上陸、変化するサンフランシスコのスタートアップ文化 (2014/3/27)
【参考-2】サイボウズ式 実は日本的!? ブルーボトルコーヒーの「街に長く根付く」海外展開の流儀 (2015/2/3)

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またパーティでは、さまざまなフードメニューの提供も

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これらはいずれも、オープン後の店舗でも提供される予定のもの。いずれも、自慢のコーヒーとの相性を考えた味わいに工夫を凝らしているとのこと。

そんなブルーボトルコーヒー「清澄白河ロースタリー&カフェ」の正式オープンは、2月6日。そして3月には青山にも、今度はカフェをメインにした店舗が開業する。国内外で早くから注目されてきたこの新店舗が、どんな可能性を見せていくのか、多くのコーヒーファンの関心が集まるところだ。

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■店舗情報

○ブルーボトルコーヒー 清澄白河 ロースタリー&カフェ
〒135-0023 東京都江東区平野 1-4-8

店舗面積 60㎡(カフェエリア)181㎡(焙煎エリア)
営業時間 年中無休 8:00~19:00

○ブルーボトルコーヒー 青山 カフェ
〒107-0062 東京都港区南青山 3-13-14
店舗面積 214㎡
営業時間 年中無休 10:00~21:00(予定)

■問い合わせ先

Blue Bottle Co¬ee Japan合同会社 広報担当:井川  
japan_press@bluebottleco¬ee.com

ブルーボトルコーヒーホームページ https://bluebottlecoffee.jp/


















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