「築地はしご酒」で、築地場外市場の魅力を味わい尽くす(前編)

はじめまして!花里奈瑠美です♪慶應義塾大学環境情報学部の3年生です。

前回リポートされていた、磨理さん瑠奈さんの後輩理系女子です。今回はまず私から、築地場外市場で行われる記念すべき第一回目「築地はしご酒」リポートさせていただきます♪

イベントの舞台となる築地場外市場は、元々プロの買い出し人を中心とした業務用の街。1990年代後半から一般の方も多く訪れる街になったようです。築地場内市場は平成28年に豊洲へ移転を予定していますが、場外市場はこれからも築地に残ります。

そんな変化が訪れるこの場所は、これからの新しい築地を作っていこうと、地元の人たちが率先となって今新しい動きが活発化しています。その街づくりの一環として初めて街バルが開催されました!
2013.7.29.MC.–¼Žh
◆FaceBook 築地はしご酒実行委員会

今回の「築地はしご酒」に出店しているお店は23店舗。

築地場外エリアから「魚河岸-三代目 千秋」「きつねや」「鯨の登美粋」「幸軒」「鮨国」「多け乃」「築地 長生庵」「天ぷら 黒川」「にっぽん漁港食堂」「東印度curry商会」「鮪おかど」「若葉」「TAMATOMI」の13店舗

築地本願寺エリアからは「熊ごろう」「元帥」 「すぽーつ居酒屋おかだ」「ピグレット」「ピラミッド」「CANTINA VINI E TUTTI」「Losmileve」「Pastis」「Rumah kupu_kupu」「SOL」の10店舗となっています。

いずれも長く昔から築地に出店していて、築地のことを大事に思っている方ばかりをセレクトしたとのこと。「美味しいお店ばかりだから楽しんできてね」と言う事務局の方の言葉に、始まる前からワクワクしてきます♪

それでは、「築地はしご酒」スタートです!
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まずは、参加証とチケットを入手。街バルの参加はオンラインで事前に参加予約(もしくはチケット購入)しておく必要があります。私が手に巻いているリストバンドが今回の街バルの参加者の証。
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チケットを使い切った場合、このバンドを参加店に提示すれば現金精算が可能というシステムです。

15:00〜第1回「築地めぐり酒」のスタートです!
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受付ではチケット交換の行列ができております。でも実は開催のかなり前にはチケットは売り切れていたそう。やはり築地好きな人は多いんですね。

記念すべき第1軒目は「鯨の登美枠」さんへ。鯨一筋30年の築地仲卸直営の店舗だそうです。
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鯨のお店なので、やはり1杯目は「酔鯨」で乾杯♪ 通りから一本入った路地にある登美枠さん。昔ながらのどこか落ち着く雰囲気の中で飲む冷酒はたまらないですね。
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こんな感じで、メニューはいろいろあるのですが
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今回のイベント用に用意された「鯨のお刺身」と「鯨のカツ立田盛り合わせ」をいただきます!
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お刺身は舌触りもよく、脂身の甘みもあり絶品。この美味しさの秘密は、冷凍ではなく生で仕入れていること。そのため、鮮度は抜群。皆さんにもぜひ食べていただきたい一品です。リピートしたくなる事間違いなし!

–お店情報—————————-
「鯨の登美粋」築地4-10-17
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続きまして、2軒目はおしゃれな雰囲気漂うTAMATOMIさんへ。
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開始から30分ほどしか経っていないですが、お店の中は多くの人でいっぱい。築地にオシャレなバルがあるなんて。私の中の築地イメージがどんどん変わっていきます。驚きです!

本日限定のメニューはこちら。
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その中から、マグロの脳天マリネ、鮭の白子のハーブオイル漬けを注文しました。白子のオイル漬けは程よい柔らかさと想像よりもさっぱりしており微発泡ワインのお供に最高の一品。
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昔ながらのお店が軒を並べる築地で他店とは少し雰囲気の違うTAMATOMIさん。以前はサンドウィッチとたばこを販売していたお店だったそうです。今の店主の代なった時に、ご両親が営んでいたこの場所を引き継ぎ4年前にバルをオープン。店頭には今も”たばこ”の看板がありました。
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素敵な店長さんと記念に1枚 (お忙しいところ素敵な笑顔ありがとうございました!)

–お店情報—————————-
「TAMATOMI」 築地4-10-12
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美味しいものを求めて歩いていたところ、鮪を焼いている匂いが・・・!!
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これは食べたい!という事で、3軒目は「東印度curry商会」に決定。
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まぐろ串焼き、いただきます♪温かくほろほろとやわらかいマグロの串焼き。周りのおじさま方もパイプ椅子に腰掛け、串焼きとビールで乾杯のご様子。
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まだスタートして1時間しかたっていませんが、もう3軒踏破です。この手軽さはまさに「街バル」ならではですね♪

–お店情報—————————-
「東印度curry商会」 築地4-13-1
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いっぱい食べたし、飲んだなあ!!と思って時計を見ると、まだ16時笑。いつもとペースが違います

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ここで心強い援軍が合流です。同じ大学薬学部の佐彩の登場です。
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参加証であるバンドも巻いて準備万全!ここからは私、中原佐彩がリポートします。

場外市場エリアをグルぐるっとまわりましたが、「黒川」さん「鮨国」さん「多け乃」さんなどは、いずれも行列。そこで、まだみんなが押し寄せていないだろうことを期待して、本願寺エリアに突入することにしました。

4軒目はこれまでとは違って洋風路線。生ハムとワインのお店「ピグレット」さんです。
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イタリア国旗の配色のオシャレな暖簾でお出迎えされ、こちらもすでにお店の中は多くのお客さんで賑わっています。店内至る所に、イタリアにいるような気持ちにさせてくれるインテリアの数々。おしゃれな雰囲気に笑い声が四方八方飛び交っています。

今回の限定メニューはこちらです。
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イタリア生ハム・サラミ・コットプレートは産地別に、北部・中部・南部と3種類あり、フリットや生パスタもあります。腹ぺこの私は、早速プレートとワインを注文。
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なんと、生ハムはこの大きな機械を使って目の前で削ってくれます。パフォーマンスも最高。すごいスピードで生ハムが削られていくので、指も一緒に削ってしまわないかと心配になりながらも(笑)、注文した生ハムが出来上がりました。

自分の注文を待っている他のお客さんから「おいしそう!早く食べたい!」と歓声が上がったプレートがこちら。
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左:北イタリア1週プレート、イタリアスパークリングワイン プロセッコ
右:中部イタリア1週プレート、イタリア赤ワイン モンテブルチアーノ種

羨ましそうな目線を気にしつつ、私にとって記念すべき最初のお食事。口の中でハムのおいしい風味が広がります。あまりのおいしさに、ワインもどんどんすすみ、気づけばグラスが空っぽ。生ハム・サラミ・コットプレートがパン付きでワンコインだなんてお得すぎる。
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ものの15分で完食し、お美しい店員さんと記念に一枚。
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–お店情報—————————-
 生ハムとワインのお店「ピグレット」 築地3-10-8アクティオ築地1F
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次のお店を考えていたところ・・・

並んでいるときに話かけさせていただいた方々と再び遭遇!!築地の近くで「魚竹」というお店を営んでいるご主人とファミリーの方々でした。焼き魚の美味しさに定評がある人気のお店だそうです。
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街バルという、みんなの距離の近い非日常空間だからこそ、「他にどのお店行きました?」「ここおすすめですよ〜」なんて、自然と初めましての方でも話しかける事ができると思います。

「よかったらこれ食べてみて〜」なんて優しい一言に甘えて生ハムいただいちゃいました♪

美味しい食べ物とお酒で満たされ、みんなで幸せを共有できるって素敵ですよね^^
特に築地の方々はみなさん優しくて、活気もあり元気になれます!

5軒目も洋風路線。ワインバルのお店「Losmileve(ロスミリーブ)」へ。時刻は17:00前です。
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出店になっていて、外でも中でも楽しめるスタイルになっています。

お店の前で同じバンドをつけているおじさま2人組を発見。メニューのオススメを聞くと、「もうおなかいっぱいだから。」と、頼んだばかりのカキグラタンを一口頂いちゃいました。(ありがとうございました笑)
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頂いたカキグラタンのあまりのおいしさに、もっと食べたいと足早に店内へ。運良く、テーブル席が1席あいていました。
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少し寒い中を歩いてきた体を温めるために、まずhotサングリアを注文。

甘さの中に、シナモンの香りが広がって、ほっと心が落ち着きます。一口惚れしてしまい、店長の佐々木さんに配合を聞いてみたところ、はちみつとフルーツがいっぱい入っているとのこと。美容にいい成分!素敵!
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いい具合に温まったところで、お待ちかねのカキグラタンとトリッパがやってきました。

何軒もはしごしたい人にぴったりのサイズ感。湯気といい匂いが私たちの食欲をそそります。

あつあつのうちにぺろり。カキのうまみがぎゅっとつまっていて、グラタンとカキがよく合います。トリッパは程よく歯ごたえのある食感と、トマトソースの風味がたまりません。あまりのおいしさに私たちの表情筋が思わずゆるみます。
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お、おいしい。おいしすぎる。

丁度食べ終わった頃に、築地はしご酒実行委員会の写真担当の方に遭遇。私たちのような20代前半世代の参加者は珍しいとおっしゃいながら、この笑顔。
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次回来店時に使える、ファーストドリンク無料チケットを店長の佐々木さんから頂いて、名残を惜しみつつ次のお店へ。

–お店情報—————————-
「Losmileve(ロスミリーブ)」 築地3-10-10
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すでに5軒訪問しましたが、まだまだこれからですw
続きは後編で。見所満載、お楽しみに!

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「築地はしご酒」で、築地場外市場の魅力を味わい尽くす(後編)はこちら
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■今回のレポーター

○花里 奈瑠美(慶應義塾大学 環境情報学部3年)
○中原 佐彩(慶應義塾大学 薬学部4年)