【新オフィス訪問】ナレッジスイート株式会社

「脳の記憶補助装置を作る会社」をミッションに、CRM(顧客管理)/SFA(営業支援)とグループウェアの機能を一体化させたクラウドサービス『Knowledge Suite(ナレッジスイート)』を、国内中小企業累計導入社数4,900社以上に提供するナレッジスイート株式会社。

ナレッジスイート訪問2

2017年12月に東証マザーズ上場を果たし、さらなる成長に向けて勢いを加速しており、その拡大に合わせて、2018年5月28日にそれまでの芝浦から虎ノ門に本社を移転した。その新オフィスを、コーポレートビジネスユニットの高橋友梨さんに案内いただいた。

エレベーターを降りると、正面にはナレッジスイートのロゴをあしらった大きなディスプレイが威容を放つ。

エレベーターホール写真

照明がまばゆく写真ではわかりにくいが、白い壁面は左官で仕上げたもの。「本物の素材の手触り感を大切にしたい」という、社長の稲葉氏の思いを込めたものだ。

以前の芝浦のオフィスは、驚くほどに黒づくめ。24時間365日稼働し続けるサービスを意識し「不夜城」をコンセプトにデザインされたと言う。コンセプト通り、暗闇に引き込まれるようなエントランスだったが、今回は明るくやわらかめのトーン。オフィス全体的は、「和モダン」をコンセプトにデザインされ、和の温かみを中心に色使いや素材感で、世界に日本のこだわりを伝える表れだと言う。

エントランス

受付は、世界的に有名な千葉県幕張のエンターテインメント施設などで使われているものと同じ石の素材で作られた柱を両サイドに、透明感あるガラスの受付台には、昔懐かしの黒電話が設置されている。タッチパネルや音声認識、もしくは人型ロボットなど、先端の受付システムを取り入れたベンチャーが多い中で、非常に異質な存在だ。

電話は「遠隔リアルタイムコミュニケーションの原点」であることをあらためて認識するための存在と考え、創業間もないころからずっとこのスタンスを貫ぬく。この黒電話は3代目になるという。

オフィス写真

こちらがオフィス内の全貌。ワンフロアに、全社員が顔を合わせる。

ナレッジスイート訪問6

オフィス脇には、大きめのカウンターを設置。ちょっとした打ち合わせや作業に用いているそうだ。

ナレッジスイート訪問7

その左奥には社長室(上写真左側)、そして落ち着いた打ち合わせスペースも。

さらに写真には写っていないが、セキュリティで管理され、特定の人間しか入ることができないクラウドサービスの心臓部にアクセスするための開発ルームも用意されている。

会議室外観

こちらは会議室の一つを外から見たところ。前述した「和モダン」をコンセプトに各部屋広々としたガラス張りの会議室には和紙模様を張り込み、デザインのこだわりを感じることができる。

会議室

オフィス空間が、シックなモノトーン基調で構成される中、木工家具を主体にポップな色合いで目を引くのがセミナースペースだ。

セミナールーム

こちらは、ユーザー向けのセミナーや各種説明会、ならびに社内の交流イベントなどで用いられる。イベントなどで使わない際は、打ち合わせや作業など、スタッフが自由に使っていい空間にもなっている。(どこでも仕事ができるように)奥の階段座席部分にも多数のコンセントが設置されているのが目に入るだろうか。

ナレッジスイート訪問10

今回ご案内いただいた高橋さんは、社長秘書でありIR/広報を担当、さらに新卒採用部門も兼任するなど、まさに八面六臂の活躍ぶりをみせる才媛だ。

そんな彼女が同社に入社して感じたのは、「とても自由な雰囲気がある」ということだった。年齢や役職に関わらず、気軽にお互いに話しかける風土があり、ちょっとした相談や交流の場が自然にあちこちでうまれる雰囲気が、とても居心地がいいのだという。

もちろんその分、自分で自分を律しコントロールしないといけないが、それがベンチャー企業で働く醍醐味でもあるのではないかという。

ナレッジスイート訪問11

同社は昨年末に、東証マザーズへの上場を果たしたが、すでに次のステージを見据えており、直近ではM&Aも積極的に仕掛けるなど、さらなる飛躍へ向けての動きはアグレッシブだ。

高橋さんは、そんな自社の可能性をより広く知ってもらうとともに、社長の思いを汲み取り、社内にしっかり共有できる環境を整えるのが大きな使命だ。この成長過程の渦中に身を置き、会社のダイナミックを身近に感じ取ることができる。そしてそのサポートをさまざまな形で関わり実現していけることが楽しいと語る。

ナレッジスイート訪問12

今回のオフィス移転によって、オフィススペースや会議室が大きくなり、ゆったりとした形で仕事ができるようになったこと。一方、駅(日比谷線「神谷町駅」)から歩いてすぐのロケーションになり、出社や移動がグンと便利になったのが嬉しいという。

そして、ランチの選択肢が格段に増えたのも、日々の大きな楽しみになっているそうだ。「すぐ隣においしいアイス屋さんがあって、最近はアイスばかり食べているんですよ。今日もこの後アイスを食べに行こうかなと(笑)」。そうにこやかにほほ笑む姿に、日々の充実ぶりを窺うことができた。

































































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