部署の違う社員6-7名でグループを作って継続的に経験をシェアリングする制度。そのディスカッションは、完全外部秘とする非常に掘り下げたもので、各自工夫を凝らした資料を制作して臨むなど本格的。
「他部署の先輩の仕事ぶりを知り業務に活かす」「他部署の若手に自分の経験を伝える」機会を作るために、三原社長の発案で2008年スタート。一時期中断されたものの、2012年11月に、基本スタンスは同じく、開催頻度や司会担当役などが変更され、あらためてリニューアルスタートした。
・2ヶ月に1回2時間、1年間同じメンバー(6~7名程度)で活動する。
・会社の中枢を担う中堅社員が、司会進行役の「モデレーター」を担当。メンバーをマネンジメントする力や、より役員・経営層の考えを理解し翻訳し、メンバーに伝える能力を磨くため
—————————————
・アップデート:過去60日間での「仕事および個人でうまくいっていること/ うまくいっていないこと、期待すること/不安に感じていること」をアップデートシートに書き込み、チームメンバーに共有。
・パーキングロット:アップデートで発表された各メンバーの内容を元に、次回、テーマにあげるべき内容を検討。多数決により次回のテーマ、プレゼンターを決定。
・プレゼンテーション:前回のアップデートの中から選ばれたテーマをプレゼンターが発表。プレゼン時間は20分間。その後、質疑応答。
・経験シェアリング:各自3分の静寂(自分の経験を熟考する時間)をもって経験をシェア。アドバイスではなく、自分の経験を話す。フォーラム内の話題は他言無用である。シェアリング時間は20分間。
社員数が既に130名になり、中途社員も着実に増えているなかで、この「フォーラム」は「部署間を越えたコミュニケーション」の大きな役割を果たし「業務で関わる以外の人と話せてありがたい」「ちょっとした不安や悩みを共有できてほっとした」などという感想が寄せられているという。
またテーマが、自分のスキルアップや成長に対しての悩み、当社はどうあるべきかといった課題を具体的に取り出した内容になることが多く、自身の成長に関するヒントが沢山あり、また、会社の全体感や経営感覚を学ぶよい機会にもなっている。
「WEDGE Infinity」人事部必見! 御社の研修ここが足りない (2012/12/25)
辛さ、悩みもシェアリング。フォーラム活動で学び経験を積むcase(14)ビー・スタイル
株式会社ビー・スタイル 経営企画・広報ユニット:柴田
[mail]pr@b-style.net