婚礼に関しての考え方が多様化している現代「日本らしい贈り物を贈りたい。」というニーズが高まっており、日本を代表する箔メーカーである「箔一」は、かねてから手掛けてきたブライダル向け製品を集約し、新たなブランド「HAKUICHI Wedding」として発表。2017年9月29日、銀座のショールームにおいて、お披露目の会を開催した。
▲「HAKUICHI Wedding」のパンフレットから
下記に掲載したのが今回発表した新作群。主に引出物や内祝いなどのブライダルギフト向けの商材だ。近年は「和婚」スタイルの人気が定着してきているそうで、ブライダル業界からのニーズも高くなっているという。
華やかな箔商材は、「ハレの日」を演出するにはもってこいの商材であり、日本独特の伝統技術の一つでもある。「日本らしさにこだわり、素材にこだわり、金沢の職人が一つずつ丁寧にお作りしている逸品」として、新たな事業の柱とすることを狙っている。
箔にちなんで用意された金と銀のボトルのシャンパンと並ぶのは、箔一の「金箔入清酒 金華」。置かれているワインクーラーも、箔が映える非常に大胆で存在感あるデザインだ。
器やお箸だけでなく、お菓子類も全て箔一のもの。「金平糖」「マシュマロ」「チョコボーロ」など、いずれも非常に廉価な設定で、手頃な金沢みやげとしても重宝されているようだ。
大きな存在感を誇るのは、前面に金箔をあしらった「金沢箔工芸の粋」とも言える金屏風
手前には、来年の干支「戌(いぬ)」の可愛らし置き物も
創業者である邦子会長が、新たなジャンルとして確立した「箔化粧品」の商品の数々
こちらの面は、日用雑貨やアクセサリー関連商品など
そして最後に紹介するのが、食用箔材料。この領域では箔一は圧倒的なシェアを誇っているという。その一方で、「金箔ソフト」(設置されているのはイメージサンプル)は、近年の金沢ブーム、インスタブームで、大人気の商品となっている。独自のハッシュタグを用意するなど、SNS対策にも力を入れているそうだ。
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この「銀座ショールーム」は、歌舞伎座すぐ横にある非常に便の良い場所。店頭販売こそしていないが、箔一の扱う商品の大多数を展示している。
また本社のある金沢エリアには、当地を代表する観光拠点「箔巧館」をはじめ、多数の店舗を展開し、高い人気を博している。
株式会社箔一 http://www.hakuichi.co.jp/
代表取締役社長 浅野 達也
〒921-8061 石川県金沢市森戸2丁目1-1
創業 1975年1月(設立 1977年9月)
資本金 5800万円
業務内容・・・金沢箔の製造、販売/金沢箔製品(テーブルウェア・インテリア・食用金箔・化粧品)の開発、製造、販売/建材装飾の企画、デザイン、施工/観光施設の運営