食品容器、包装資材などの”フードウェア”において業界をリードし、今年70周年を迎えた株式会社ヨネヤマが手掛ける「複合施設UNICO(ウニコ)再開発計画」の第一期が完成。6月23日にお披露目会が開催された。
場所は川崎市日進町の旧本社ビル。築53年の建物をリノベーションし、地域の文化発信のシンボルとなる存在をめざしたものだ。
リノベーションを担当したのは、川崎を地盤に「地域らしさの反映」にこだわった不動産&リノベーション事業を手掛ける株式会社NENGO。その企業姿勢と実績の豊富さにヨネヤマの武井社長が共感し、今回のプロジェクトが主導された。
第一期の目玉になるのは、「バスケットボールコート(UNICO COURT)」。倉庫ならではの天井高が持つ解放感と、剥き出し部分をうまく活かしたお洒落な内装デザインが印象的だ。
ここでは、プロバスケッ選手の岩佐潤さんのバスケットスクールが開かれるほか、ヨガ、ボクササイズ、ダンスなどの多目的スペースとして使われる予定。
すでにその建物の個性が注目され、映画やPVなどの撮影依頼がひっきりなしに来ているそうだ。
第二弾としては、すでに地域メディアの川崎の拠点になることが決まっているほか、シェアオフィス、パーティスペースなども順次開設していく予定だという。
「現時点で明確に方向性を決めてしまうのではなく、出会いの縁を大切にしながら、そこから何が生まれていくのか、その変貌自在な可能性を楽しんでいくつもりです。「UNICO」というのは“唯一無二”と言う意味。その名称通り、ここにしかないものを地域のために創り、発信していきたい」と、武井氏は語っている。