保育園料の全額補助を含む4つの支援で早期の職場復帰を後押し
近年Sansanでは、産休・育休を取得する社員が増加しているが、社員の多くが住む都市部では保育施設の入園倍率が高く、早期の職場復帰を社員本人が希望した場合でも、子どもの預け先が見つからないことを理由に長期で休業せざるを得ないケースが増えつつあった。
そこで2017年10月31日に、新たな人事制度「MOM」を発表。保育園料の全額補助やタクシー代補助を通して、認可保育園に比べて高額な預け先や、自宅から離れた預け先への入園・通園支援を実施。精神的・経済的な負担を軽減し、早期の職場復帰を望む社員を後押しすることを目指している。
「MOM」は、育休取得者が早期に職場復帰することを後押しする人事制度。産休・育休を取得し、職場復帰を予定している社員に対して、以下の補助を行う。
1.保育園料全額補助
認可/認可外に関わらず、満3歳を迎える月までの保育園料を全額補助
2.タクシー費用の補助
保育園が通勤ルートから外れる場合、自宅-保育園-最寄駅間のタクシー費用を月額4万円まで補助
3.入園予約金の補助
認可外保育園への入園申込みにかかる予約金を総額10万円まで補助
4.保活コンシェルジュの利用補助
子どもの預け先決定までの期間、外部サービスの保活コンシェルジュ(保活代行サービス)を会社負担で利用可能
Sansanではこれまでにも以下のような制度を設け、働く環境の充実や子育て環境の工場に注力している。
○イエーイ・・・生産性向上を目的に在宅勤務を行う制度(原則月4回まで)。自身の体調や家族のケアを理由に在宅勤務を行う場合は「イエーイケア」、妊娠中の社員は「イエーイBaby」が適用され、目的によって在宅勤務を選択することが可能。
○KISS(Kids Sitter Support)・・・仕事にコミットできる環境作りのために、民間ベビーシッターの利用料金を月額3万円まで補助する制度。0歳~小学生までの子どもを持つ社員が対象となる。