21世紀の子どもたちに、日本の伝統をつなげたい。その想いから誕生した”0から6歳の伝統ブランドaeru”を展開する株式会社和えるの直営2号店「aeru gojo」が、11月7日に京都にオープンした。
※1号店「aeru meguro」は、2014年7月のオープン
場所は、地下鉄「五条」駅から、烏丸通を北へ、そして松原通を左折してすぐのあたり。100年受け継がれてきた町家をそのまま生かした店舗は非常に存在感高いものだ。
店内はこんなつくりになっている。
今回の店舗は「おじいちゃん・おばあちゃんの家」をイメージに掲げているということで、店内は昔懐かしいくつろぎのスペースに。リニューアルにあわせて、広島県の備後畳の職人にお願いし、床も全面畳に切り替えている。
和えるの代表の矢島里佳さん。これまで多くのメディアで紹介され、講演依頼も引手あまたの注目の女性起業家だ。今年は、第4回 DBJ「女性新ビジネスプランコンペティション」女性起業大賞(日本政策投資銀行主催)を受賞。行政や地方自治体関連の相談も非常に多く、さらにグローバルに活動の裾野を広げつつある。※プロフィール参考
そして写真右は、この「aeru gojo」のホストマザー(店長)を務める田房夏波さん
以下、展示商品の一部をご紹介
aeru第一号商品である『本藍染の出産祝いセット』
aeruを代表するベストセラー商品『こぼしにくい器』※写真左は津軽焼仕様。他にも、砥部焼(写真奥)、大谷焼、山中漆器の商品がある
『こぼしにくいコップ』津軽塗り仕様 ※他に小石原焼がある
そして今回新たに加わった、五十崎和紙の紙風船
実はこの紙風船の制作を手掛ける、五十崎社中の齋藤宏之さんは、矢島さんが学生時代にJTBの連載をしていた時の取材先。同じ号には、現在『こぼしにくい器』を手掛ける砥部焼の大西先さんも紹介しており、計らずも愛媛県の取材先二社ともにコラボレーションが実現したことになる。
この建物の所有者である「糸六」さんは、明治4年の創業で、長年絹糸・綿糸を取り扱ってきた老舗企業。その面影を残す品々も店内に各所に陳列されている。
そして今回のオープンにあたり、「糸六×aeru」のオリジナル裁縫箱も、20セット限定で用意された。
オープン翌日には、「aeru gojoオープン記念 NOSIGNER長谷川香織さん×和える矢島里佳トークナイト」も企画されるなど、今度は京都から、伝統と文化の新たな発信拠点としての役割を担っていく。
【住所】〒600-8427 京都府京都市下京区松原通室町東入玉津島町298
地下鉄烏丸線 五条駅 2番出口より 徒歩5分
地下鉄烏丸線 四条駅より 徒歩5分
阪急京都線 烏丸駅より 徒歩7分
【営業時間】10:00-18:00 水曜定休
【電話番号】075-371-3905(営業時間内)
【公式ページ】https://shop.a-eru.co.jp/gojo