日本発!オフィスに土俵を設置。『魅せるオフィス』から『見せるオフィス』へ
2014年1月17日に、今期の社内スローガンである“innovation(改革)”の一環として、東京本社オフィス2階に「土俵」を新設した。国内の企業において、オフィス内への「土俵」の設置は日本初となる。
土俵は、実際の相撲場で使われているものと同じサイズでつくることでよりリアルな空間を演出し、社員一同の注目を集めるオフィス中央に設置。選抜されたメンバーのみが土俵入りを許される仕組みになっている。
また、「為御覧」や「木札」を作成して、売上に応じたメンバーの格付け(横綱・大関・関脇・小結・十両・幕下)を明確に可視化させるなど、空間演出のみならず、作法についても相撲の世界をリアルに再現している。
○キーワードは “見える化”
マイクロアドは、国内大手のネット広告配信企業。2013年10月、組織やサービスの複雑化により経営管理体制の見直しが必要となり、 従来の概念や規定を壊し、新しい仕組みを創造するため、新たに“innovation”という言葉をキーワードに掲げ、社内を既存事業(コア)と新規事業(セル)に二分した。
そこで、次世代のビジネスモデルを作る、新規事業の発案・推進の責任者として、全社員よりメンバー5名を選抜。その選出された事業責任者たちが、お互い切磋琢磨し向上していける場として、かつ、各事業の進捗(売上)を明確に可視化し、目的意識をみんなで共有できる場として考案されたのが、今回の「土俵」である。
○「魅せる」ではなく「見せる」オフィスに
また昨今、洗練さやおしゃれさなどを重視した、いわゆる「魅せるオフィス」のトレンドがみられる中、同社では、“オフィスは社員同士が切磋琢磨して働く場所であり、業務の効率化を追求していく場所であるべき”という原理原則を今一度見直し、あらゆる角度から「見える化」「可視化」にこだわったオフィス創りをしようと考えた。
西洋のあらゆるスポーツの舞台が四角い形であるのに対し、円形である土俵は、力を競い合う場であると同時に、和を尊ぶ日本の精神性がよく表れている日本独特のもの。そこで、この相撲の世界観をオフィスに取り入れることで、チームや社員同士が輪になって力を競い合い、社員みんなが土俵にあがることを目指した。
これが今回の「土俵」設置の経緯となっている。
・日経ビジネスオンラインIT企業が「土俵型オフィス」を作る理由 ~ネット広告配信大手マイクロアドが狙うもの~ (2014/02/18)
・CNET Japan オフィスの真ん中にまさかの「土俵」、マイクロアドの心意気 (2014/02/18)
会議中は「実況中継」を行い、会議の様子全てを可視化し、議論の場をオープンにすることで、即決・責任者の明確化を形にしている。また、社員は専用サイトにアクセスすることで、だれでもカンタンに質問や意見などを投稿することができる。(=つぶやき機能)
○悪巧みする大人たちの隠れ家『GARAGE』
未来を創るイノベーションの創出を目的に、2013年12月、「GARAGE(ガレージ)」を新設。「悪巧みする不良な大人たちの隠れ家」をコンセプトに、都内某所の海沿い倉庫街に場所を設けた。これまでに同社が開発した様々なプロダクトをコレクションし会社の軌跡を振り返るとともに、次世代を担うサービスを生み出す場所として機能している。(※場所は非公開)
株式会社マイクロアド
広報部 田中景子 古賀詩織
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