この書籍は、三井物産に35年間在職し華々しい業績をあげた後、78歳で財界人から初めて国鉄総裁になり、再建に全力を注いだ石田禮助氏の生きざまを、城山三郎氏が克明に描き出したものです。
以前私は、「火中の栗の拾い方」というタイトルで書籍を執筆しましたが、その情報収集時にこの書籍、そして石田氏の存在に出会いました。彼こそまさに「火中の栗を拾う」生き方だと。 仕事をしていく中では、絶えずさまざまな課題、大きな困難が訪れます。誰かがやらなければいけないとき、そこに敢えて飛び込んでいけるか。そういう生き方がこれからの社会、より強く問われるようになるのではないでしょうか。
一方、企業の経営スタイルにも、社内公募やFA制など、「社員が自発的に手を挙げる」機会が増えてきているのを感じます。 だからこそ今、この書籍そして彼の生き方にスポットを当ててみたいと感じました。
出版社: 文藝春秋 (1992/6/10)
発売日: 1992/6/10
株式会社セレブレイン
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