ビットコイントレードの基本

10月になってビットコインがまた上昇しており、4月につけた史上最高値700万円の更新が狙える位置にまできている。新たに仮想通貨口座を開設してトレードを始める人も多いと思われるが、ビットコイントレードはなかなか難しい。

長期勝ち続けることは簡単ではない

10月になってビットコインがまた上昇し、5月以来の650万円をつけた。ここまで上がってくれば、年内に4月につけた700万円の史上最高値更新が期待できる。

この状況で新しく口座を開いてビットコインのトレードを始める人も多いだろう。しかし仮想通貨のトレードはなかなか難しい。株やFXでも同じだが短期的に勝つことができるトレーダーは多くても、長期的に勝ち続けることは簡単ではない。

数ヶ月程度勝ち続けられるトレーダーは多い。また数年勝ち続けられるトレーダーもいる。しかし多くのトレーダーが、数ヶ月~数年勝ち続けた後に暴落がきて大きな損失を出してしまう。

突発的な動きが多い

一定期間勝ち続けてきたトレーダーが1回の暴落で大損してしまうのは、正しく損切りができていないためだ。したがってトレードをするにあたりレートが予想と反対に動いた場合に損失を限定する損切り注文を入れることが大事になる。しかし損切りを適切に設定することは難しく、それが多くのトレーダーが長期的に勝ち続けられない理由でもある。

特に仮想通貨は株やFXと比べて突発的な動きが多い。例えば2021年9月24日には突然中国政府が国内における仮想通貨の全面禁止を発表し、ビットコインや他の仮想通貨が大きく下がった。このような発表は予測が難しいので、ビットコインのトレードは常に突発的な動きに備えなければならない。

レバレッジをかけることも

トレードで多くの利益を狙うために、レバレッジをかけて手持ち資金以上の取引をすることもできる。これはビットコインfxなどと呼ばれる金融商品で、ハイリターンを狙える反面、ハイリスクであることにも注意しなくてはならない。

国内の仮想通貨取引所では仮想通貨のレバレッジ取引は倍率が最大2倍と規定されている。その一方で海外の仮想通貨取引所には日本の規制が適用されないので、2倍を超えるレバレッジの取引を行うことができる。

これまでのところは長期保有が有利

しかしビットコインが誕生してからこれまで約10年の動きを見ると、一貫して上昇してきている。このような動きなら無理に短期トレードをしなくても、何年も前から長期的に保有してきた投資家が最も利益を出している。短期トレードか長期保有か、自分の投資スタイルやスケジュールを考えてやりやすい方を行えばいい。

Source:https://pixabay.com/photos/bitcoin-money-decentralized-virtual-2008262/

Alt text:ビットコインのトレードは魅力的だが簡単ではない。

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