一古書肆の思い出-全五巻

この書物は、私が古書の道に入る時に一番最初に勉強したものです。反町茂雄さんは、業界の第一人者であり雲の上の存在の方でした。生前にお目にかかる事があり、古書・古典籍の評価基準である
① 製作年度の古さ
② 希少性
③ 需要の大きさ
④ 内容の重要度
⑤ 状態の美醜
を教えて頂きました。

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歴史ある世界の国々に比しても、日本の文化財、古書、古典籍は抜きん出た保存量を有しており、それが日常的に取引されているところに魅せられ、この世界に足を踏み入れましたが、知れば知るほど、反町さんほど重要文化財、国宝クラスの古書・古典籍を取り扱われた方はかつてなく、鑑識眼もさることながら戦時中の混乱、高度経済成長もあいまって、普段知る事が出来ない重要な文化財がどのように流通しているかをリアルに感じられる書物です。

私にとっての原点であり、商売をしていく上でまた初心にかえるときにこの本を開いております。

著者 反町茂雄 出版社: 平凡社
発売日: 1986/01 単行本:413P

株式会社春うららかな書房

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